「根」本的に・・・

理科室　とか　生物室　とか

そういう教室の棚の中に　ひっそりと置いてあったよね

ああ、そうそう　あった　あった

アルコールの世界で時が止まった

かつて生きていたものたち

液体の中に漂う姿がちょっと似てる

でも　全然違うよ　コレ

ちがうよ　ちがうよ　全然違うよ

コレは生きているもの

コレは毎日成長してるもの

アレンジフラワーの花が終わった後
残ったアイビーをグラスに挿した
茎から小さな根が顔を出し　それから２か月
こんなに元気に成長し　まだまだ元気に根を伸ばしている

白く伸び　水の中を漂う根を見ていたら
ふっと、幼いころの記憶がよみがえった
アルコール漬け標本
こんな風に白くて細長い虫の標本もあったような気がするなぁ

サ　ナ　ダ　虫

そんな標本を知っているのは私の年代が最後なのだろうな

サナダ虫と言えば
カイチュウ博士・藤田紘一郎先生が思い浮かびます。

今日は字数が多いですよーー
気合い入れて　お付き合いくださいね！


ここからは一年以上かな？前にラジオで聞いた
藤田博士の話を
私のツルツル脳みその記憶で書いた文章です。
ですからアメリカ人の発言は私が勝手に書いてますし
博士がおっしゃっていた事すべてお伝えできておりません。　
内容が違っているところがありましたら訂正お願いいたします。


藤田博士、ご自身のお腹の中にサナダムシを飼っていらっしゃる。
（現在は分かりません。あくまでも私がラジオで聞いた時）
しかも名前を付けていている！・・・「ヒロミちゃん」
「サナダ虫が男の子か女の子か判別できないので
　どちらでもおかしくない　ヒロミ　」にしたそうよ。
（ちなみに、博士が飼っていた歴代のサナダムシには
「キヨミちゃん」とか「サトミちゃん」などもいたそうです）
現代の日本人にアレルギーの人が多いのは
お腹の中にサナダムシがいないからだそうですよ～
それは　どういうことかというと
花粉やダニが体内に入りアレルギーの抗体を作る
そこに再び花粉やダニが体内に入り抗体と結合して
アレルギーが発症する。
サナダムシはそのアレルギー抗体と同じ
物質を人の体内で量産するのだそうです
ですから花粉やダニが入ってきても
それらが抗体を作る余地がなくしたがってアレルギーが発症しない。

ところが　戦後アメリカ人が日本人の「カイチュウ保有実態」(笑)を知り
「シンジラレナーイ　ニッポンジン　ハラノナカニ
　　ムシ　ウジャウジャー　キッタナイネー　
　フケツネー　ヤバンネー　」
で、日本政府がこりゃヤバい　国際社会の笑い物にされる（汗）
ってなわけで（？）お尻パッチの回虫検査＆駆除。
（お尻パッチの回虫検査も私の年代が最後かな？）
その甲斐あって　今日お腹の中に回虫のいる日本人はいないようになった
それどころか　今となってはサナダムシをお腹に飼う(笑)方が
困難になったそうです。
サナダムシはウンチ君を媒体として感染します。
では約６０年前の日本にタイムスリップ
パターン１
お腹に回虫の人間のウンチ→川に流れる→魚が食べる
その魚を人間が食べる→人間に回虫感染
パターン２
お腹に回虫の人間の糞尿→肥料として畑の野菜に
その野菜を人間が食べる→人間に回虫感染

ところが
今日の日本、糞尿はきちんと浄化される
畑の肥料は化学肥料
カイチュウが育つ環境がなく
運よく人間の体内にはいっても駆除されちゃう。
てなわけで　サナダムシを失った日本人はアレルギー症が
増えたそうな。
「私は花粉症なんか無縁ですよ」と藤井先生はおっしゃっていました。
先生曰く　サナダムシは害虫ではなく益虫だそうです。
花粉症が重症でも
時々　オチリの穴からニョリョリンと顔を出しちゃったりする
サナダ虫を・・・
あなたは・・・
飼う勇気　あるぅ？
私はどうだろう
何かのアレルギーではあるけれど　
死ぬほど辛くないので　サナダムシをお腹に飼う勇気は
今のところ　ナ～イ


ところで！　
今日は　茎から出て育った　アイビーの根の
「神秘的な面白さ」をお伝えするはずだったのにーーー（汗）
どうして　サナダムシの話に・・・
しかも　長々と・・・
うわぁぁーん
「ふっ」とよみがえった記憶がまずかった

ああ、やっぱり　おしゃれな熟女は　程遠し。。。