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2531*-55番地 ねこねこ荘

ひみつ基地にアパート建てました!全部屋、日当たり良好♪
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どうしようもない心をどうしようも出来ない

病院にガンの定期検診に行って来た。

駐車場の緑地帯にクローバーがたくさん。

そこでうずくまる人がいた。

ああ、四葉のクローバーを探しているんだ・・・

願いを込めて探しているんだ。

どうしても どうしても 見つけなくてはならないんだ。

どうか、どうか あの人に 

そして あの人の大事な人に

四葉のクローバがほほ笑んでくれますように。







ラムネはずっと 病と闘ってきた。

長い長い時間 闘ってきた。

その病に 死の間際まで 苦しめられた。

小さな体で どれ程苦しかっただろう。

最後は自力で歩けなくなっていたのに 

通院を察知し 物陰に隠れるラムネを

意識あるうちに 最後の選択のために

病院へはどうしても連れて行きたくなかった。


ごめんよ、ラムネ。


私の精神の我慢できる限界で

ラムネは自力で命を終わらせてくれました。

最後の一週間のラムネの激烈な闘いは

「死ぬために頑張ること」を私に教えてくれました。

私にもこれから 間違いなく訪れる最後の時間

それ以前に 闘わなくてはならない病魔に襲われた時

「生きるための苦痛」「永遠の解放を得るための苦痛」

それに対する 闘い方を教えて行ってくれたのだと思います。


よく頑張った、ラムネ。
本当に良く頑張った、よくがんばったねラムネ。


今、震災地では 
多くの動物、多くの飼い主さんが苦しんでいる。
運よく 避難所に連れて行けたとしても
共に想像を絶するストレスに見舞われているでしょう。
ラムネも地震のストレスが引き金になってしまったのですが
被災地の方々に比べたら私は
病気のラムネを信頼出来る獣医さんに診てもらう事が出来た。
獣医さんに誠心誠意精一杯治療していただき
共に悩み考えていただけた。
そして、診取ってあげることが出来た。
どんなにか幸せな 飼い主と一匹の猫だったでしょう。

ラムネの死が認められない訳ではない
ただ
「居ない」ことを心が そして感覚が
まだ受け入れられないのですね。

これ以上生きて欲しいと願う事は
病との闘いの時間をそれだけ長くして
ラムネの苦しい時間を増やすだけ。
だから、死なないでとは思えなかった。
二つ持っていた持病のうちの
苦しみが最短で済む病気で逝くことが出来た。
健康で長生きできたとしても
いつかは逝かれる時が来る。
飼い主が途中で居なくなることなく
しっかり診取ってあげられてよかった。

病気の症状が出た時の苦しいラムネを診る
辛い時間も多かったけど
ラムネと一緒の時間は
夢のように楽しくて楽しくて楽しくて
楽しい楽しい楽しい夢の様な毎日だった。
ありがとうラムネ。


でも
家の隅から隅まで まだラムネが居るのに、居ない。
それが不思議で苦しくて

ギュッと抱き締めて 頭グリグリってして 
可愛い可愛いってナデナデしたいのに 
居ないんです。

どうしようもない感情を どうすることもできません。
長い時間がかかると思います。

もう少し話したいこと、「ラムネの病気」に書きます。
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症状が酷くなってからの6年間のラムネ体調日記と
通院・手術時の病状ファイル
どの月を見ても嘔吐・便秘・下痢・異常食欲の印が
たくさん付いていて
ほんとうによく頑張ってきたんだなぁって・・・

ウチに来たころから嘔吐が多く
以前掛かっていたE病院では アレルギーとしか診断されずにいました。
腸閉塞の手術後の誤診をきっかけに 現在のO病院にお世話になった訳ですが
胃腸の調子(嘔吐・便秘・下痢・異常食欲)は悪化していきました。
その都度 対処療法で来ましたが
昨年夏の重度の下痢の時に「猫のIBD」であると診断確定されました。

3年ほど前から腎臓要注意となっておりました。
ただ、腎臓は処方食で対応できるレベルだったのです。
しかし、昨年夏からIBD治療が最優先になりゴハンは
消化器サポートに変更していました。
ですから 少しずつ腎臓にも負担は掛かっていたことでしょう。

IBDの方は薬が反応して回復し
割と良い状態が維持出来ていました。
あの日の大きな地震で 猛烈な恐怖を味わって
その後 毎日毎日 日に何度も来る大きな余震。
一か月までは ラムネもどうにか耐えましたが
その後は 震度3で震えが来るようになり
極めつけは ゴハン食べている最中に
震度4レベルの揺れに見舞われたことでした。
そこから ゴハンが食べられなくなり
病院に通って3日目に慢性腎不全と診断され
その2日後には急性腎不全になってしまい
獣医さんもびっくりする位急激に悪化してしまいました。
今回の慢性腎不全との結果が出た血液と尿検査の値からすると
これほど急激に悪化することはあまりないとのことでした。

以前掛かっていたE病院でとんでもない治療をされてから
病院が恐怖以外の何ものでもなくなっていたラムネです。
今 お世話になっているO病院の先生は
診察台の上で尋常でない怯えを見せるラムネの病院嫌いを
本当に良く理解してくれていました。
それから、私が延命治療だけは避けたい旨も良く理解してくれていました。
(これは 何度かラムネが酷い状態になった時に
 その都度 先生とよく話し合ってきたことです)
ですから 入院もギリギリのところで折り合いをつけてくれました。
ラムネが一番ストレスが掛からず ラムネが一番苦しまない方法
それを一生懸命 先生が模索して誠心誠意の治療と対応をしてくださいました。

去年の夏から 毎日の通院が 二日に一回、一週間に二回と
徐々に回数が減り、今年に入ってからは
一週間に一回になり 
二週間に一回の通院にまで改善されていました。
もし今回、慢性腎不全の段階で治療が開始されたとします。
その時は一週間に2~3回の点滴通院が必要です。
状態によっては毎日 もしくは日帰り入院。
それがずっとずっと続きます。
ラムネは通院に耐えられなかったと思います。
「あたちは 病院に通うなんて絶対イヤー!!!」
普通ではありえない病状の悪化 
それは、ラムネが自信で自分の道を選んだとしか思えません。
でも
もし
今回 慢性腎不全の段階で治まることが出来て
ラムネに我慢を強いて通院させても
ストレスがどんどん増し 年齢とともに持病のIBDも酷くなり
そうすると下痢が激烈になります。
急性腎不全による激烈な嘔吐で苦しんだわけですが
IBDが悪化すれば 激烈な下痢が待っています。
絶え間なく襲われる嘔吐も苦しいですが
絶え間なく襲われる下痢(これは去年の夏に経験)は
これはとにかく苦しいです。
今回の苦しみよりももっともっと地獄だったと思います。

長生きさせることではなく
今襲っているラムネの苦しみを軽減させる。
その治療をしていただきました。
腎臓の治療も 嘔吐を抑える治療も行う手立てが無くなった時
そしてラムネの苦しみが続くのなら
動物には許されている最後の手段を先生と話し合いました。
本当に本当に 悩みました。
ラムネが病院が恐怖でなかったなら
3日間も地獄の苦しみを味あわせないで済んだかもしれない。

ラムネを一分一秒でも早く楽にしてあげたい
でも
意識のあるラムネをどうしても車に乗せられない
でも
もがき苦しみ叫ぶラムネを目の当たりにすれば
「病院には嫌だ!」と泣くであろうラムネを無理にも連れていくべきか
ラムネを楽にしたいと思いながら
本当は自分が楽になりたいだけではないか

苦しくてどうしようもなくて 診療時間を過ぎている時間
留守番電話の病院へ電話をしてみた
なんと先生が電話に出てくれた。
共に悩んでくれた。
獣医師としての的確な判断と
そして、一人の動物を愛する人として私の気持ちも受け止めてくださった。
その深夜 先生の診立ての通り ラムネは苦しみから解放されました。

私はラムネを家で死なせてあげることができました。
以前飼っていた猫、メルを病院から引き取ってこれなかった深い後悔を
再び繰り返さずに済みました。
それは やっぱりO病院の先生のお陰です。
ラムネにとっては一番苦しみが最短で済む逝き方だったと
私はそう思っています。
だから 死なれて一週間は 
よかったね、ラムネ、楽になれて良かったね。
という思いが寂しさよりも強かった。
だから あまり泣かずに我慢できていた。

寂しさも 悲しさも 後悔も
消えることは決してないと 私は思います。
ただ、それらの感情がこぼれ出てこないように
蓋をすることはできるようになるとおもいます。
メルのことも 蓋ができました。
(ただ、いまだに蓋がずれてメソッとしちゃう時あるけど)
だから、大丈夫、メルの時より速く元気になれるって
そう 思っていた。
ところが違っていた 
メルに命あるうちの大切さを教わった分
深く深く深くラムネと繋がって
だから、失った寂しさを抜け出す術が見つからない。
今出来ている心の蓋はオブラートのような蓋だった。
ちょっと泣くと 溶けちゃう。
涙を止める 自信が持てずにいます。





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